こぶし中央保育園について

園長あいさつ

働くことと子育ての両立は、人間らしい素晴らしい仕事です。保育園は子どもたちの健やかな発達と父母の働く権利を保障する児童福祉施設として、たくさんの知恵をみんなで創り出してきました。早期教育や育児情報が氾濫する今日、ひとりひとりのこどもの育ちをまん中にして、一緒に子育てしましょう。保育園にはこどもも大人もたくさんの仲間たちが待っています。

こぶし中央保育園園長 田所 真規子

概要・アクセス

こぶし中央保育園の成り立ち

こぶし中央保育園は、1977年に開園しました。「こぶし」のルーツは、さらにその5年前に瓦町駅前ビルに開設された共同保育所にさかのぼります。

当時、婦人の社会進出がめざましく、革新自治体が次々と誕生する中で「ポストの数ほど保育所を」の合言葉のもとに各地で保育所づくりが取り組まれ、こぶし共同保育所は働く婦人たちが共同してつくった県下の第1号でした。

共同保育所を維持し運営する婦人たちの熱意は、保育内容、施設の充実と職員の待遇改善を求め、やがて「認可」へと発展してきました。こうして前川革新県政のもとで「社会福祉法人こぶし福祉会」が設立認可され、あわせて賃貸マンションながら、小規模保育園(当時こぶし花園保育園)も公認されることになったのです。

こぶし花園保育園が新園舎を新築して、現在地に移転したのは、それから9年後でした。

そして、2009年には、高松市の公立保育所の民間委託を受け、「今里保育園」「花園保育園」「中央保育園」の3園へと広がり、現在に至っています。

「こぶし」は、子どもたちの健全な発達を願う父母と、婦人の社会進出を支援する心ある人々、実に数万人にものぼる方々の物心両面の協力によって、無から作り上げられた、みんなのためのみんなの保育園なのです。

わたしたちは、前身である共同保育所の、そして、認可運動、こぶし中央保育園建設運動等のすぐれた歴史と伝統を受け継ぎ、発展させていく責任をもっています。

保育内容についても、キャンプや園外保育、くまちゃん人形など、保護者の協力なしには実現できないことがたくさんあります。常に、子どもを真ん中に、子どもの育つ権利が、保障できるような視点で、保育園と家庭が手をつないで、頑張るところ。

それが、こぶし中央保育園です。